チカチカ

 部屋の明かりを二年間支えてきた蛍光灯がついに切れました。そのせいで延々チカチカとして気持ちが悪かったので取り外すことにしたのですが、まず気がついたこと。消したばかりでは熱い。そんなことは、当たり前なのですが夜になってから始めたせいで消すと暗くて見えないから取り外せない、というような間抜けな状況に陥りました。やばい。どうしよう?火傷覚悟で掴んでみましたが、根性無しの指が勝手に離れます。仕方がないので、そこら辺に落ちていた布を使用することにしたのですが、どうもクリスマスにサンタがプレゼントを入れていくような形をしてたのですが、あんまり気にしませんでした。気にするときっと禿げてしまうと誰かが叫んでいました。僕の家系には禿はいないはずなのですが………。
 そして、取り外しの最大の難関はコンセントの様(プラグ?)になっている部分があるのですが、そこがなかなか抜けないこと。力を入れてみるわけですがなかなか抜けません。しかも、終いにはそこを覆っていたプラスチックがパラパラと剥がれて落ち出す始末。いつから、この部屋を照らしていたんだろうねと、ちょっと微笑みながら呆れてみました。それでも、何とか抜けたわけですが、プラスチックの破片を見てちょっとブルーな気持ちです。
 そんなわけで、この部屋を照らしているのは大きな方の蛍光灯のみとなりました。財布の中身はいつものごとく寒いのでしばらくこのままになりそうです。